桃の切り方って知ってますか?正しい桃の皮剥きと切り方を覚えよう!
正しい桃の切り方
夏の果物の代名詞である桃。菱沼農園でも毎年、よりおいしい福島の桃を全国にお届けできるように年間を通して福島桃の栽培に励んでおります。そんな桃に関して、毎年多くの方々からあるお問い合わせを受けております。それは「桃の皮の剥き方ってどのようにすればいいのですか?また、桃の切り方は?」というお問い合わせです。桃に関するお問い合わせといえば、これまで桃の栄養・桃の品種・桃の栽培方法・おいしい桃の見分け方・料理レシピ・桃の保存方法などが多かったのですが、桃の切り方についてのお問い合わせも同じようにお問い合わせをいただいておりますので、さっそくご紹介していきましょう。
桃の皮の剥き方
まずは、おいしい桃を囲む皮の部分についてです。桃の皮の剥き方に関しましては、剥く時点で確認しなければならないことがあります。それは、
1.果物ナイフや包丁で剥くくらいの固さであるか
2.手でも簡単に剥けるくらいに桃が柔らかくなっているか
ということです。②の場合であれば、今回ご紹介するまでもないのですが、①の場合はおすすめです。簡単にご説明致しますと、くるくるとリンゴをむくように!剥いてしまうのが最も簡単な方法です。コツについてはまず、右手で持った包丁は固定して、桃のほうだけをクルクルまわしていくことです。そのようにすることで、包丁で手を切ってしまうようなアクシデントを防止することができますし、きれいに剥けます。桃は、皮と果肉の間に甘みや栄養素が多く含まれておりますので、なるべく薄く剥けるようにしましょう。
桃の皮はくるくるとリンゴをむくように!
桃の切り方・切り分け方
さて、いよいよ肝心の桃の切り方についてのご紹介です。とは言いましても、実は桃に特別な切り方はありません。中心にある種に、注意しながらカットしていくことが一番のポイントになります。切り方について、まずは桃の中心にあるやや大きめな種がありますので、ゆっくりと包丁で中心の種に向かって切り込みをいれていきます。(写真①)種付近まで包丁が入りましたら、今度はちょうど90度あたりから同じように包丁を入れていき、先ほどの切り込みと交わうように包丁を入れます。(写真②)この作業を順番に繰り返していくことで、桃一玉分もすんなりと切っていくことができます。
これが桃の切り方の1つとしておすすめできる切り方ですが、このような切り方をすると、桃の中心にある種の部分にどうしても果肉が残ってしまいます。その部分はもったいないので、切ったその場でまるかじりしてしまいましょう、新鮮な桃の風味が伝わります。桃の甘さや柔らかさの調整については、こちら桃 保存方法からご覧いただけます。他にも桃の切り方は多数あり、例えば、中心の種を避けるようにして素切りしていくのもよいですし、十字にカットし、中心の種を避けるように調整しながら切っていく方法もあります。また、輪切り(スライス)にすると、そのままはもちろん、料理やデザートの盛りつけにもぴったりな桃ができますので、ひとつの桃の切り方にこだわらず、色々な切り方を試してみるとおもしろいかもしれません。時にはまるごとかぶりついてみるのもちょっとワイルドでおいしいかもしれませんね。一度、皮を剥かずにまるごと食べてみたのですが、んー…やっぱり剥いて食べるに限りますね。
ゆっくりと包丁で中心の種に向かって(写真①)
①の90度あたりから切り込みと交わうように(写真②)