大切に育てている桃やりんごって、カラスやムクドリに食べられないの?
菱沼農園では毎年さくらんぼ・福島桃・りんごの栽培をしておりますが、たまにお客様から『大切に育てている桃やりんごは、カラスなどに食べられてしまうことはないのですか?』というご質問をいただくことがあります。確かにカラスは、人間の食べているものを何でも食べあさっているようなイメージはありますね!カラスに限らず、例えばとうもろこしなんかを育てると、おいしく育ったタイミングを見計らうかのように、ハクビシンに全部食べられてしまうなんてこともありますからね。
りんごを好むのは、カラスよりもムクドリ!?
結論からいうと、カラスは桃やりんごなどの果樹は好んで食べないようです。人間が食べ残した食べ物やゴミをなんでもあさっているようなイメージのあるカラス。しかしながら、カラスが本当にやりたいことは、単純に食べ物を探すことではなく、袋をつついてやぶってみたりあさったりすることが一番好きなんだとか。そのため、果樹園にある桃やりんごにはそれほど興味がなく、収穫前に食べてしまうこともめったにないようです。
カラスよりもムクドリという小鳥がおいしいりんごを食べにやってきます。そのため、菱沼農園では大きな音を鳴らす装置で、ムクドリに食べられるのを避けています。収穫中はほとんどりんごを食べられることはないのですが、収穫が終わり、雪が降り積もる季節になると、落ちて食べられなくなったりんごに群がり、ムクドリはおいしそうにりんごを食べている風景をみることができます。