福島 さくらんぼ | 菱沼農園から産地直送でさくらんぼ佐藤錦をお届け
菱沼農園40年の歴史をもつ福島さくらんぼ、子どもを育てるように栽培しています。
菱沼農園が育てる福島 さくらんぼで特に気配りしていることは、旨味と甘み、そして艶やかさと色味といった見た目の追求と徹底です。独自の栽培で40年続いている福島 さくらんぼの経験と伝統。それは意外にもシンプルであり、基本的にはりんごや桃といった果物と考え方はほとんど同じです。福島さくらんぼの育て方で最も重要なことは、子どもを育てるように優しくじっくりと育てること。あとは福島の自然の風土と気候、そして葉と樹と土が産地直送でおいしい福島さくらんぼを実らせてくれるのです。
長年に渡るさくらんぼの歴史、そして独自の栽培方法とノウハウが、確実においしいさくらんぼを育てあげます。(さくらんぼ 栄養)菱沼農園の福島 さくらんぼは、毎年6月上旬から収穫・販売が開始されます。福島さくらんぼの収穫・販売が始まる1年以上も前から既に作業が始まっております。菱沼農園の福島さくらんぼは、寒気のまっただ中である1月には既に剪定・摘蕾といった、福島さくらんぼの中でも特に重要な作業が始まっているのです。菱沼農園のこだわりは、このさくらんぼの剪定・摘蕾の作業に徹底することが一つの重要点となります。(さくらんぼ 料理)
さくらんぼの剪定(せんてい)
剪定とは、人間でいう散髪です。人間の髪が伸びるように、さくらんぼの木も枝がぐんぐん伸びます。年間で30cmほどは伸びます。さくらんぼの剪定を放置してしまうと、木がもじゃもじゃになってしまい、陽がささなくなって枝が枯れてしまいます。それではおいしい福島さくらんぼは育ちません。それらを防ぐために、菱沼農園では冬の間に枝を調えます。その作業がさくらんぼの剪定なのです。長年の経験がひらめきを大事にしながら、ぱっとみてどの枝を切ればいいのか、自分の中で『このようなさくらんぼの木にしたい』というイメージを描き、そのイメージ通りに空間を意識しながら剪定をしております。
くだもの名人による福島さくらんぼ剪定
さくらんぼの摘蕾(てきらい)
摘蕾とは枝のひとかたまり(かそう)における、さくらんぼの花芽の数を調整することです。さくらんぼの枝のひとかたまり(かそう)には5〜6つの花芽がそれぞれついています。花芽1つにつき5個の花が咲くので摘蕾をしない場合、約30個のさくらんぼの実ができあがります。しかし、それでは木の養分を必要以上に吸ってしまい、さくらんぼの花芽にも負担がかかってしまいます。それを制限するために摘蕾をして、5〜6つある花芽を2〜3つに減らします。これが大玉でおいしい福島 さくらんぼをとるための年始めにおこなう作業なのです。
果物名人による摘蕾作業
さくらんぼの摘花(てきばな)
冬から初春にかけて行われる剪定・摘蕾の作業も終わり、花が咲き始める4月中旬頃になると、摘花が行われます。摘花とは、さくらんぼの花を人間の手で人工的に行う授粉作業のことです。菱沼農園では人間の手で行う授粉方法と、蜜蜂による受粉によってさくらんぼの実を育てる方法があります。摘花の方法としては、雄しべの花粉袋となる部分を温めて花粉を取り出します。その花粉袋に綿棒を当て、取り除いた花粉を雌しべに付着させます。
蜜蜂を育てています。
3月に入り、暖かくなってくると、菱沼農園で飼育している蜜蜂が元気に飛び交い始めます。なぜ、さくらんぼを育てるために蜜蜂を飼育しているのでしょうか。それは、蜜蜂がさくらんぼの受粉の役割を担っているからです。さくらんぼには自家不親和性とよばれる性質があり、同じさくらんぼの花、あるいは同じ品種のさくらんぼの花粉同士ではさくらんぼの実がならないのです。そこで、菱沼農園ではさくらんぼの受粉の働きを手助けする意味で、蜜蜂を育てて受粉させるのです。6,000匹以上飼育されている蜜蜂たちが、おいしい福島 さくらんぼを育てる手助けをしております。
さくらんぼの摘果(てきか)
春になって満開になったさくらんぼの白い花もぽろぽろと落ちていき、5月に入るといよいよさくらんぼの実が誕生します。完熟すると真っ赤で艶のある実となるさくらんぼですが、最初はまだ小さな小豆大で、うすい緑色です。うすい緑色のさくらんぼの実は、その後二種間程かけてどんどん大きく育ちます。そのとき、たくさんの実が一度に成長してしまうと一つ一つの実に負担がかかり、思う存分成長することができないため、『摘果』とよばれる果実の数を減らす作業をおこないます。
福島の産地直送、菱沼農園の福島さくらんぼがおいしい理由
菱沼農園では毎年産地直送で福島 さくらんぼがよりおいしくなるための独自の栽培をおこなっています。最も他の農園と異なることは『光センサー式付』選果機と呼ばれる果物や果実の甘さの単位である『糖度』をこまめに計測していることです。この光センサー式付選果機を使えば糖度のバランスを一定に保ち、安心で安定した甘さの福島さくらんぼを産地直送で全国に向けて提供することが可能となります。では、この糖度を計らないとどうなるのか。それは、とても簡単なことです。人間がそれぞれ異なった性格や個性を持つように、福島さくらんぼもまた、味が甘かったり酸っぱかったりと、せっかくの産地直送も食べる側としては非常に不安定な福島さくらんぼとなります。果物や果実も人間と同じなのです。
菱沼農園ではミツバチを育てています。
そのような意味では、福島 さくらんぼをパック販売した際産地直送でいかに安定した甘さで売り出すことができるか。それが菱沼農園一番のこだわりなのです。菱沼農園では、さくらんぼの糖度を一定の基準値で設定し、基準値以上のものを『プレミアム商品』として箱詰め作業をおこなって販売しております。プレミア商品に関しては、選果機で測定した糖度を基準に、それぞれ色味で”特秀”と”秀”で選別します。更に、パケージも手詰めとバラ、量数も1kgと500gからと選択できるので、目的に合わせた福島さくらんぼを自由に選択することができます。また、プレミアム商品の他にもレギュラー商品も販売しております。
福島 さくらんぼは、福島りんごと同じく葉面散布で育てて葉を固く健全に育てていることが特徴です。また、菱沼農園の福島さくらんぼは農協から直売所へ約6カ所へ向けて出荷しております。これまでのさくらんぼ栽培40年の実績と経験を生かした独自の販売方法です。更に、4〜5年前から光センサー式選果機によって糖度の測定を徹底することにより、より安全で安心の福島さくらんぼを提供することが可能となりました。これまでの独自の販売方法と新たな志で、お客様のリピーター率を年々増やし続ける菱沼農園の福島 さくらんぼは、お客様の信頼と40年の実績で栽培し続けることができるのです。