さくらんぼは太る?カロリーの正しい知識をお教えします。
果物だから大丈夫!?さくらんぼのカロリーについて
さくらんぼには様々な品種があり、それぞれ栄養と効能も少なからず異なります。国産で有名な品種とされる佐藤錦や紅さやか、海外で有名な品種であるとされるアメリカンチェリーなども栄養と効能がそれぞれ異なるのですが、それぞれのカロリーに関してはそれほど違いはありあません。さくらんぼや果物は甘いために、カロリーが多いのではないかと思われがちですが、果物の甘さは果汁の甘さなので糖分とはまた少し異なります。例えば大きめのさくらんぼ1個における全体の重さは約9gで、そのうち、可食部部分は約8gとなり、カロリーはおよそ5kcal程度であるとされております。大きめのさくらんぼ10個分のカロリー(約50g)を摂取すれば、50kcalを摂取することとなります。また、さくらんぼの成分については10粒の場合で以下の割合を摂取することが可能となります。
ただ、さくらんぼに見た目が良く似たアメリカンチェリーと呼ばれる品種の場合、さくらんぼよりもまた少しカロリーが高めなのですし、例えば桃やりんごにも同等のカロリーは含まれるので、決してさくらんぼだけが特別カロリーが高いわけではありません。さくらんぼはついついクセになって何粒も食べてしまいがちなので、カロリーという視点からみると多くのエネルギーを摂取することになりかねません。しかしながら、そこで考えたいのはさくらんぼの持つ栄養素です。カロリーだけを摂取してしまうような食べ物であると、さくらんぼが原因で太ってしまうのではないかと考えがちですが、さくらんぼの持つ栄養素をしっかりと把握することでその悩みや不安は改善することができます。さくらんぼのには、栄養分としてブドウ糖(糖質)やカリウム、その他にも鉄やリンなどのミネラルを含む成分や、カロチン・ビタミンB1、B2、Cも含まれております。さくらんぼの持つ酸味にはリンゴ酸やクエン酸、酒石酸、コハク酸といった有機酸もさくらんぼの栄養素を考える上では欠かせません。