福島県福島市の菱沼農園で栽培されているさくらんぼの品種
紅さやか
早生種として期待される、6月上旬を担うさくらんぼ
紅さやかは「佐藤錦」と「セネカ」を交配することで育成された早生品種であり、最も注目されています。果重は5g~7gあり、大玉です。果形は佐藤錦と同じ短心臓形。果皮の色は着色初期が鮮やかな紅色であり、収穫期には朱紅色となります。佐藤錦と比べると酸味が強いので、最初はお菓子づくりやさくらんぼ酒などの加工品として使用されることがあります。樹で完熟し、皮にしわがよるくらいになると甘味が強くなり、旨味が増します。これをジャムにすると、ブルーベリーのような色合いになります。菱沼農園では毎年6月上旬に収穫をおこなっております。
佐藤錦
菱沼農園から販売される、最も人気の高い代表品種のさくらんぼ
佐藤錦は「ナポレオン」と「黄玉」を交配することで育成された品種です。佐藤錦の果重は一粒7g〜8g(摘蕾・摘果により10g~12gの大果となる)であり、菱沼農園でもサイズをLL・L・Mなど、段階に分けて販売しております。果肉は多汁で甘味に富み、品質はさんらんぼ品種中で最高の主力品種として挙げられます。ハリとツヤなどの見た目にも優れており、ルビーのように例えられることもあります。菱沼農園では毎年6月中旬に収穫・出荷を開始し、7月上旬まで販売しております。
紅秀峰
比較的新しい品種。日持ちがよく、実が引き締まったさくらんぼ
紅秀峰は「佐藤錦」と「天香錦」を交配することで育成された比較的新しい品種です。日持ちが良くて実が引き締まっているのが特徴です。また、酸味が少なく糖度が高いため、甘みに定評があります。佐藤錦よりも1週間ほど収穫が遅く、菱沼農園では栽培本数も少ないので希少価値が高い品種に位置します。紅秀峰は佐藤錦はとても相性がよく、 お互いが受粉木となってたくさんの実になります。